この記事では格安SIMの「疑問」や「問題点」について解説しています。
「格安SIMとはどういったサービス内容なの??」
「格安SIMの問題点が知りたい」
という方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
格安SIMは歴史がまだ浅いので、サービス内容に疑問や不安を感じてしまうのは当然のことです。
契約した後に後悔しないためにも、格安SIMについてしっかりとリサーチしておきましょう。
目次
- 1 格安SIMの疑問について
- 1.1 格安SIMの疑問その1.そもそも格安SIMとは??
- 1.2 格安SIMの疑問その2.格安スマホとは??
- 1.3 格安SIMの疑問その3.格安SIMの種類って??
- 1.4 格安SIMの疑問その4.MVNOって何??
- 1.5 格安SIMの疑問その5.「SIMカード」って何??
- 1.6 格安SIMの疑問その6.SIMカードに種類はあるの??
- 1.7 格安SIMの疑問その7.格安SIMって誰でも利用できるの??
- 1.8 格安SIMの疑問その8.格安SIMはどの端末でも使えるの??
- 1.9 格安SIMの疑問その9.SIMロック解除とは??
- 1.10 格安SIMの疑問その10.SIMロック解除の方法
- 1.11 格安SIMの疑問その11.格安SIMの通話品質ってどーなの??
- 1.12 格安SIMの疑問その12.格安SIMのメリットって何??
- 2 格安SIMの問題点について
- 3 格安SIMの選び方|格安SIMを選ぶ上で重要視すべき⑥つのポイント!
格安SIMの疑問について
それでは格安SIMのよくある疑問についてお答えしていきます。
格安SIMの疑問その1.そもそも格安SIMとは??
そもそも格安SIMって何??と疑問に感じている方も多いかと思います。
格安SIMとは、大手3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)よりも、割安で通信サービスを利用できるSIMカードのことです。
サービスを提供しているのはMVNO(仮想移動体通信事業者)で、品質や通信速度は大手キャリアよりやや劣る面もありますが、通信費が低価格なのが何よりの魅力です。
なぜ格安SIMは通信費が安いの??と疑問に思いますよね。
格安SIMの安さの秘密は「運営方法」に隠されています。
格安SIMの場合、通信回線を大手キャリアからレンタルして運用している分、設備の維持費や運営費を抑えることができるのです。
また、販売経路がWEB中心(インターネットビジネスから申し込みができる)によるものなので、店舗運営費や人件費を抑えることができます。
様々なコストを抑えることにより、低価格でのサービス提供が実現しているのが格安SIMなんです。
「格安SIM(MVNO)の運営方法」
格安SIMの疑問その2.格安スマホとは??
格安SIMの疑問の1つとして「格安SIMと格安スマホの違いがよくわからない」という方は非常に多いです。
一般的に格安スマホとは、格安SIMとSIMフリースマートフォンの「セット商品」のことを言います。
SIMフリースマホは、海外ブランドの製品が多いため、値段が安くコストパフォーマンスが高いのが特徴です。
そのような理由から、始めて格安SIMを契約する子供からご年配の方まで、幅広い世代で格安スマホが利用されています。
キャリアに縛られることなく利用することができるので、格安SIMと相性が良いのも特徴の1つです。
※MVNOが取り扱っているSIMフリースマホを格安スマホと呼ぶこともあります。
格安SIMの疑問その3.格安SIMの種類って??
格安SIMの種類は全部で何種類あるのか、疑問に思う方も多いでしょう。
SIMの種類は以下の3種類を抑えておけばまず問題ありません。
①通話・データ通信・SMSができる「音声SIM」
電話回線を使った音声通話・4G/LTEモバイル通信・SMS(ショートメッセージ)ができるプランです。
通常のスマホ契約と変わらないオーソドックスなプランです。
②「データ通信だけができる『データ通信SIM』」
4G/LTEでのモバイルデータ通信のみが可能なプランです。
通信のみのプランなので、料金も一番安いのが特徴です。
③「データ通信とSMSができる『データ通信SIM』」
4G/LTEでのモバイル通信・SMS(ショートメッセージ)が利用できるSMSプランです。
メール機能も利用したい方はこちらのプランが適しています。
SIMの種類は多数ありますが、基本的に自分が利用するスマホのSIMの種類だけ覚えておけば問題ありません。
格安SIMの疑問その4.MVNOって何??
お次は「MVNO」の疑問についてです。
MVNOとは、大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から通信回線を借りて、格安SIMを利用者に提供している通信事業者のことを言います。
MVNOは大手キャリアから借りる通信システムによって区分が決定します。
例えば、ドコモから借りているMVNOは「ドコモ系」と区分されます。
楽天モバイルはドコモの回線を借りて運営しているので、ドコモ系となり、UQモバイルはau回線を借りているのでau系となります。
わかりやすく言い変えると、MVNO=格安SIMキャリアということですね。
意味を正確に知る必要もないので、疑問に感じていても気にしないで大丈夫です。
格安SIMの疑問その5.「SIMカード」って何??
SIMカードについての疑問です。SIMカードは種類や利用条件などが細かく設定されているので、疑問に感じている方は多いです。
SIMカードとは、簡単に説明すると、「データ通信」や「音声通話」をする為に必要な「ICチップ」のことを言います。
あなたが今利用しているスマートフォン・iphoneにも必ず入っている物です。
ICチップを端末が読み取ることで、「契約者情報」や「電話番号」を識別することができます。
また、よくある疑問の1つとして、「SIMカードが入っていないとスマホは使えないの??」といった質問(疑問)があります。
結論としては、SIMカードが入っていなくてもwifi環境下であればネットに繋ぐことはできます。
ただし、SIMカードが入っていないと「電話」や「SMS」などの機能は使えませんのでご注意ください。
格安SIMの疑問その6.SIMカードに種類はあるの??
SIMカードの種類の疑問についてです。
SIMカードの種類は大まか3種類に分類されます。
- 標準SIM=従来のガラケーに対応
- microSIM=スマートフォンに対応
- nanoSIMは=phoneシリーズ全般に対応
基本的に自分が使っているスマホのSIMカードの種類を抑えておけば問題ありません。
格安SIMの疑問その7.格安SIMって誰でも利用できるの??
格安SIMを使える人はどういった人なの??と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
格安SIMへは、どのキャリアからでも乗り換えることができますし、新しく電話番号を取得して新規契約することも可能です。
また、今使っているスマホを引き続き格安SIMサービスで使うこともできます。
ただし、一部端末によっては「SIMロック解除」が必要な場合があるのでご注意ください。
(SIMロック解除の方法はこの後に説明しています。)
格安SIMの疑問その8.格安SIMはどの端末でも使えるの??
格安SIMに乗り換えた場合、「端末は新しく購入するしなければならないの??」という疑問についてです。
格安SIMを利用するには、原則として、端末を購入したキャリアと契約するキャリアの回線が同じである必要があります。
ただし、SIMロック解除済みの端末に関してはその限りではありません。
つまり、au回線を利用しているキャリアを選択した場合、au端末であれば今の端末をそのまま使える可能性が高いということです。
しかし、全ての端末が100%利用できるとは限りませんので、各キャリアの公式サイトにアクセスして「動作確認端末一覧」を確認する必要があります。
格安SIMの疑問その9.SIMロック解除とは??
SIMロック解除の疑問についてです。
大手キャリアで販売されたスマホには、他キャリアのSIMが利用できないようにSIMロックが施されています。
しかし、2015年5月以降に販売されたスマホに関しては、条件を満たせばSIMロックを解除ができるようになりました。
※SIMロックを解除しなくても、格安SIMを利用することは可能です。例えば、楽天モバイルはドコモ系の格安SIMなので、ドコモの端末であればSIMロック解除なしでもご利用可能です。
格安SIMへの乗り換えを考えている方は、必ず自分の端末が利用できるのか確認してから乗り換え手続きを行いましょう。
格安SIMの疑問その10.SIMロック解除の方法
SIMロック解除ってどうすればできるの??と疑問に感じる方も多いです。
しかし、安心してください。
SIMロック解除は、各キャリアショップから簡単に行えます。
※ショップで行う場合は手数料3,000円が必要です。
おすすめのSIMロック解除の方法は、WEB上から手続きする方法です。
インターネットからSIMロック解除を行う場合は、手数料が無料になるのでおすすめです。手間もそれほどかかりません。
格安SIMの疑問その11.格安SIMの通話品質ってどーなの??
格安SIMの通話品質について疑問や不安を感じている方は多いですよね。
結論としては、格安SIMの通話回線は大手キャリアの回線を借りているので、品質に関しては全く問題ありません。
例えば、マイネオ(mineo)の場合はドコモ回線を利用しているので、通話品質もドコモと同等ということになります。
また、電波状況に疑問を感じている方も多いですが、格安SIMの電波状況は大手3キャリアに準拠しているので、ほぼすべてのエリアで繋がると思って問題ありません。
通話品質は大手3キャリアと何ら変わりません。
格安SIMの疑問その12.格安SIMのメリットって何??
「格安SIMを契約するメリットってあるの??」という疑問にお答えします。
格安SIMの最大のメリットは「月額料金の安さ」にあります。
例えば、大手キャリアの月額料金とUQモバイルの月額料金を比較すると、最低でも4,000円以上の開きがあることがわかります。
データ容量 | UQモバイル | 大手キャリア(平均) | 差額 |
---|---|---|---|
3GB | 1,980円(2年目から2,980円) | 約7,000円 | 5,000円 |
9GB | 2,980円(2年目から3,980円) | 約1,0000円 | 7,000円 |
21GB | 4,980円(2年目から5,980円) | 9,000円(大容量データプラン) | 4,000円 |
通信速度は大手3キャリアの方が上ですが、料金の安さ(コストパフォーマンス)で言えば格安SIMの圧勝です。
つまり、品質にそこまで拘りがなく、料金の安さを求めている方は格安SIMを選んだ方がメリットがあるということです。
品質と料金の安さで迷っているのであれば、間違いなく格安SIMを選んだ方がお得です。
格安SIMの問題点について
ここからは、格安サービスを使う上での問題点についてお答えしていきます。
格安サービスはメリットばかりではありません。契約する前に問題点や疑問に思う点についてはしっかりと理解しておきましょう。
格安SIMの問題点その1.通信速度
まず1つ目の問題点として、格安SIMサービスは通信速度が大手3キャリアよりも遅いという問題点があります。
格安SIMサービスは大手キャリアから回線の一部を借りて運営しているため、通勤時間帯やお昼時といった多くの人が集中して通信する時間帯は、通信速度が落ちる場合があります。
ただ、通信速度は契約する格安SIMによって変わってくるので、一概に全ての格安SIMの速度が遅くなるというわけではありません。
例えば、「UQモバイル」「Y!mobile」の両キャリアは、大手キャリアとほぼ同等の通信速度が常時出ます。これは、大手キャリアの子会社なので、回線スペースが優遇されているためです。
通信速度に不安を感じている方はこの2キャリアから選べば問題ありません。
格安SIMの問題点その2.Eメールが使えない
2つ目の問題点として、格安SIMはキャリアメール(Eメール)が使えないという問題点があります。
なので、現在もキャリアメールを使っていて、これから先も使う予定でいる方は注意してください。
※格安SIMサービスは、フリーメール(Gmail・ヤフーメール)であれば問題なくご利用いただけます。
格安SIMキャリアの中でキャリアメールが使えるキャリアはないのか??と疑問に感じる方もいるかもしれないので、一応お答えしておきます。
基本的に格安SIMはキャリアメールを使うことができませんが、唯一「UQモバイル」だけはキャリアメールを取得することができます。「○○○○@uqmobile.jp」
>>UQモバイルでキャリアメールは使える?Eメールアドレスはどうなる?
格安SIMの選び方|格安SIMを選ぶ上で重要視すべき⑥つのポイント!
①通信速度
格安SIM選ぶ上で最も重要なポイントは「通信速度」です。
なぜなら、格安SIMは朝の通勤ラッシュ時や、夜のゴールデンタイムといった、回線が混雑する時間帯は速度が落ちる傾向があるからです。
なぜ通信速度が落ちてしまうのかと言うと、格安SIMは大手キャリアのような幅広い回線スペースではないからです。
通信速度を重要視するのであれば、契約する前に「通信速度がどの位出ているのか」必ず確認しておくべきです。
通信速度はどうやって調べるの??と疑問に感じた方は「格安SIMの通信速度計測」からご確認ください。
最新の通信速度情報を調べることができます。
②「複数SIM」
家族で格安SIMに乗り換える方は、1契約で複数のSIMを利用できる複数SIMサービスがおすすめです。
複数SIMを利用すれば、毎月の料金をさらに安く抑えることができます。
複数SIMは「IIJmio(みおふぉん)」でご利用いただけます。
③「バースト転送」
バースト転送とは、データ通信料を使い切ってしまった時に、低速でもある程度の速度で通信できるサービスのことです。
データ通信量に不安を感じている方や、速度制限が気になる方には打って付けのサービスです。
バースト転送は「IIJmio(みおふぉん)」もしくは「楽天モバイル」でご利用いただけます。
④「カウントフリー」
カウントフリーとは、SNSなどのある一定のサービスを利用した時に、高速通信量を消費せずに(カウントされない)利用できるサービスのことです。
例えば、LINEモバイルの「コミュニケーションフリープラン」では、LINEやTwitterなどのサービスがカウントフリーになります。
参考:LINEモバイル
⑤「かけ放題プラン」
格安SIMの通話料金は30秒21円が基本です。電話よくかける方は「かけ放題プラン」がある格安SIMを選びましょう。
例:「mineo」の通話プラン
「通話定額30」
840円/月
最大30分まで通話が無料
「通話定額60」
1680円/月
最大60分までの通話が無料
「10分かけ放題」
850円/月
1回あたり10分以内の通話がかけ放題
例:「Y!mobile」の通話プラン
「誰とでも定額」(Y!mobile)
1回あたり10分以内かけ放題
「スーパー誰とでも定額」(Y!mobile)
24時間いつでも、どこにかけても通話料が無料。
例:「UQモバイル」の通話プラン
「おしゃべりプラン」
1回あたり5分以内かけ放題
「ぴったりプラン」
60分の無料通話
⑥「キャッシュバックやキャンペーン内容」で決める
格安SIMサービスは、契約時にキャッシュバックがもらえたり、お得なキャンペーンが適用できる場合があります。
例えば、UQモバイルの場合だと、最大13,000円のキャッシュバック+事務手数料無料で契約することが可能です。
参考:UQモバイルへのお申し込みはリンクライフからがお得!キャッシュバックの受け取り方法を解説!
キャッシュバックがもらえるキャリアと、もらえないキャリアがあるので、契約する前にどこで契約するのかということは事前にリサーチするべきです。
※基本的に店舗で契約する場合はキャッシュバックがもらえません。
格安サービスの場合はWEBサイトからのお申し込みの方が何かと優遇されるのが現状です。
格安SIMの疑問|問題点まとめ!&おすすめの格安SIMをご紹介!
ここまで、格安SIMサービスの疑問や問題点について解説してきました。
この記事に記載されている疑問・問題点をよく理解した上で格安SIMを契約すれば問題ないでしょう。
最後に、当サイトが最もおすすめできる格安SIMサービスをご紹介します。
始めて格安SIMをご利用する方でも、問題なく使える「既に定評のある格安SIMサービス」を中心に選びました。ぜひ参考にしていただければ幸いです。
mineo(マイネオ)
mineo(マイネオ)は総合的にバランスの取れた使いやすい格安SIMの1つです。また、iphone利用者からの人気か高いのが特徴で、2018年のiphone利用者シェア第1位の実績があります。かけ放題プランもあるので通話料金も安く抑えることができます。
楽天モバイルは楽天会員の方におすすめの格安SIMです。楽天モバイルの料金を支払う場合も楽天ポイントが付くので、ポイントが今まで以上に貯まりやすくなります。通信速度も比較的安定していて、サポート体制も充実しているのが特徴です。通信回線はドコモ回線に準拠しています。
UQモバイルは通信速度が速い点と豊富なキャンペーンが特徴のキャリアです。通信速度に関しては、常時高速通信が可能であり、回線が混雑している時間でもサクサクインターネットに繋がります。その他にも「通信速度満足度NO.1」「顧客満足度NO.1」に選ばれた実績があり、人気急上昇中の格安SIMです。料金は1980円~。通信回線はauに準拠しています。
Y!mobileはソフトバンクの「サブブランド」なので、品質がソフトバンクに近いです。Y!mobileの特徴は、かけ放題プランが無料で付いてくる点です。どのプランでも10分以内の通話は全て無料になります。「スーパー誰とでも定額」を付ければ24時間かけ放題にすることも可能です。
IIJmio(みおふぉん)は、家族全員で契約したい方におすすめの格安SIMです。最大で10枚までSIM(音声付きは5枚まで)を利用できます。例えば、2世帯で大容量のデータプランを分け合いながら利用すれば、大幅に毎月の通信費を節約することができるでしょう。また、家族内での通話は30分以内の通話が無料になるオプションも用意されています。